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series 授業紹介 災害看護論(包帯法・搬送法)
授業
#チーム医療 #看護学科 #授業
-“命をつなぐから行動”から”状態を悪化させない”ケアの実践へ-
もしもの時の応急手当を学ぶ。
看護学科の「災害看護論」の授業において、
包帯法・搬送法に関する実践演習を行いました。
前回の授業紹介では、救急法をテーマに、倒れている人を発見した場面を想定し、
救急車が到着するまでに必要となる一次救命処置について紹介しました。
傷病者発見、反応の確認、119番通報、呼吸の確認、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回、AEDの使用など、学生たちは“命をつなぐ行動”を実践形式で学びました。
今回の授業では、その学びをさらに広げ、災害時や緊急時に傷病者の状態を
悪化させないための応急処置について学びました。
外傷等で出血した時に行われる直接圧迫止血法や三角巾を使った包帯法や固定、毛布を使った保温の方法、毛布などの代替品を活用した担架による搬送法など、実際の場面を想定しながら、学生たちは一つひとつの手技を確認していきました。
直接圧迫止血法と三角巾による包帯法を実践
授業の前半では、直接圧迫止血法と三角巾を使った包帯法を行いました。
出血がある場合には、まず落ち着いて出血部位を確認し、適切に圧迫することが大切です。学生たちは、災害時や救急場面で必要となる初期対応として、止血の基本を確認しました。
続いて、三角巾の捌き方、本結び、解き方を振り返った後、額や前腕、膝、頭頂部などの出血に対する包帯法や腕の吊り包帯など、傷病者の状態に合わせた安全な包帯法を習得しました。
膝の処置
頭頂部の処置
なぜその処置が必要なのかを考える
演習では、単に包帯や三角巾の巻き方を覚えるだけでなく、保護ガーゼの効果や包帯の目的についても学生同士で確認しました。
保護ガーゼの効果として、
①圧迫による出血防止②血液や分泌物の吸収③傷の清潔保持④傷の安静による苦痛の軽減
などが挙げられていました。
また、包帯の目的として、
①きずに当てた保護ガーゼの支持固定②副子の固定③手や腕を吊る④強く巻くことによって再出血を防ぐ
といった役割があることも確認しました。
学生たちは、処置の手順だけでなく、
「何のために行うのか」
「どのような状態を防ぐための処置なのか」
を考えながら、実践に取り組んでいました。
固定・保温・搬送法を実践
授業の後半では、足首捻挫を想定した固定方法について学びました。
固定は、痛みの軽減や損傷部位の悪化防止につながる重要な処置です。学生たちは、傷病者役と説明者役に分かれ、声かけをしながら固定の手順を確認していました。
また、保温や搬送法についても実践しました。災害時には、二次事故を避けるために、傷病者を安全な場所へ移動させることもあります。
搬送時には、
- 手当を完了しているか
- どのような体位で運ぶかを決めたか
- 適切に保温しているか
- 資機材の安全確認ができているか
- 人数や役割を決めているか
- 搬送先・経路を確認しているか
といったポイントを確認しながら進めました。
学生たちは、一人で搬送する方法や、毛布担架、物干し竿と毛布を用いた担架での搬送など、限られた物品を活用した方法も体験しました。
「知っている」から「できる」へ
包帯法や搬送法は、知識として理解するだけでなく、実際に手を動かして身につけることが大切です。
前回の救急法では、命をつなぐための判断と行動を学びました。今回の包帯法では、傷病者を安全に保護し、状態の悪化を防ぐための技術を学びました。
どちらの授業にも共通しているのは、
“もしもの時に、看護職として行動できる力を身につける”
ということです。



