ベイサイドストーリー
SBC大生の日々の
様子や進路のお役立ち情報を発信中!

Series 授業紹介 成人看護学領域
授業
看護学科
入試課
#看護学科 #授業 #オープンキャンパス
将来看護師を目指す方にとって、これから学修する内容は大きな疑問の1つ。
「Series授業紹介」ではその疑問を解消するべく、日々の授業をお届けいたします。
看護師は、病院で働くだけではなく、地域や家庭、施設など広く活躍します。
その為、領域に応じた知識や技術、態度が必要になります。
本日は看護学科が行う成人看護学領域の様子です。
成人看護学とは “病気とともに生きる人”を支える看護
成人看護学は、青年期から向老期までの人を対象とした看護です。仕事・家庭・人生の中で多くの役割を持つこの世代は、病気になっても「生き方」を止められない人たちでもあります。
成人看護では、手術・がん・糖尿病・心臓病・事故によるけがなど、さまざまな病気や障がいと向き合う患者さんをサポートします。
たとえば…
•入院・手術を前に不安を抱える人への精神的ケア
•治療後の生活を見すえた指導(食事・服薬・運動など)
•慢性疾患とつき合いながら暮らす人への継続的な支援
•ICUや緊急時の急変対応など、命を守る現場での判断力
成人看護学は、看護師国家試験において最も出題が多い主要分野のひとつで、理解がカギを握る重要分野です。
理由は、成人期に多くみられる疾患(がん・循環器疾患・脳血管障害など)は、実際の医療現場で非常に多く、その予防と早期発見も重要であり、看護師にとって欠かせない知識だからです。
講義
この日は「脂質と生活習慣病」について。
HDLコレステロールとLDLコレステロールの違いや、脂質の運ばれ方といった基礎から、食生活の欧米化によって引き起こされる病気、そして喫煙が脂質異常症に与える影響など、幅広く学びました。
喫煙が交感神経やホルモン分泌に作用し、食欲や脂肪蓄積につながるメカニズムには、学生たちも真剣な表情。「喫煙は緩やかな自殺」といった言葉が印象的に響きます。
生活習慣病は、症状や数値だけでなく、生活環境や心理、社会背景、家族の理解など、あらゆる角度から捉えることが大切。収入と健康の関係と社会保障、食事の質や人間関係が病気の一因になるという話には、実践に向けた学びの視点が詰まっていました。

大講義室は、大学で一番広い講義室で、300座席あります。
オープンキャンパスで見学が可能ですので、お越しの際はご覧ください!


後半では、実際にベッドを術後用に整える実技演習を実施。
ワゴンに準備物を乗せ、物品を準備する根拠を確認しながら、丁寧にセッティングを行いました。どの物品にも意味があり、患者様の安全・安楽のためにあるということを理解する演習でした。
今回の演習を通し、学生たちは「物品の準備は、患者様の立場に立って“考える力”と“想像する力”から始まる」という大切な視点を学び取っていました。
1.png)
3.png)
まとめ
成人看護学は、成人期にある人とその家族の、健康の保持増進・疾病の早期発見・治療・社会復帰に対応し、身体だけではなくその人の生活や思いにも寄り添う、大切な分野です。
オープンキャンパスで、こうした成人看護学領域の授業を体験いただけます。
成人看護学領域の模擬授業体験が出来るオープンキャンパスはコチラからお申込み下さい!
進路活動に役立つ情報は「受験生応援特設ページ」をご覧ください。