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世界理学療法連盟学会2025に本学教員と学生が参加

教員

理学療法学科

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VR×認知評価の研究を発表、学生は国際学会で貴重な体験

2025年5月29日(木)から31日(土)にかけて、世界理学療法連盟学会(World Physiotherapy Congress 2025)が日本で開催されました。理学療法分野における世界最大規模のこの国際学会が日本で行われるのは、実に約四半世紀ぶり。国内外から多くの専門家が集まり、最先端の研究や臨床実践について活発な議論が交わされました。

本学は、
理学療法学科 盆子原 秀三 教授
理学療法学科 兎澤 良輔 講師
理学療法学科 澤 広太 講師
以上の教員3名が研究発表を行い、さらに学会コーディネーターとして、本学より教員1名が選任されました。
学生たちも学会ボランティアとして運営に参加するなど、教育・研究・国際交流の貴重な機会となりました。

本学教員による研究発表

教員による発表の一部をご紹介いたします
研究発表を行ったのは、本学 理学療法学科の澤 広太講師。
VR(メタクエスト)を活用したストループタスクに関する研究発表を行いました。
現在、リハビリテーション医療においてVRは、楽しさ・反復性・リアルな体験を活かし、従来のリハビリを補完する新しい手法として注目されています。今後、リハビリテーション医療の中でより重要な役割を担っていくと期待されています。
今回発表された研究は、神経リハビリテーションとリハビリテーション工学を融合させた先進的なもので、VR環境下においてストループ課題中の反応時間の変化を測定し、認知機能評価への応用を目指しています。本研究は学生との共同プロジェクトとして実施されており、次世代の理学療法士の育成という観点からも大きな意義を持つ取り組みです。

こうした研究発表は、未来の医療現場で使われる技術に発展していくため、大学にとって非常に重要な活動となります。

学会参加による学生の「学び」

また、ボランティアとして参加した学生たちは、学会運営の一端を担うと同時に、世界中の研究者による発表に直に触れる機会を得ました。こうした発表の現場に触れたからこそリハビリテーションの技術や手法は常に進歩し続けているということへの気づきを得ることができ、「最新」の起点はこうした学会から生まれるということを学びました。

まとめ

本学では、「教育」「研究」「社会貢献」の三本柱のもと、国内外に向けて知見を発信し続けています。
国際学会での発表を通じて世界とつながる研究を行い、それを地域社会と臨床現場に還元することは、本学の使命そのものです。

今後も、学生の視野を広げ、理学療法分野の発展に貢献する教育・研究活動を推進してまいります。