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Series授業紹介 基礎看護学領域
授業
看護学科
入試課
#看護学科 #授業 #オープンキャンパス
将来看護師を目指す方にとって、これから学修する内容は大きな疑問の1つ。
授業紹介ではその疑問を解消するべく、日々の授業をお届けいたします。
看護師は、病院で働くだけではなく、地域や家庭、施設など広く活躍します。
その為、領域に応じた知識や技術、態度が必要になります。
本日は看護学科が行う基礎看護学領域の様子です。
基礎看護学領域 ~看護の全ての土台となる学び~
基礎看護学は、看護師として必要な「考え方」や「技術」「態度」のすべての土台となる領域です。
どんな専門分野の看護に進んでも、まず最初に学ぶのがこの「基礎看護学」です。
患者様にとって安全で安心なケアを行うためには、①正しい知識、②確かな技術と、③相手を大切にする心が欠かせません。
基礎看護領域では、そのすべてをバランスよく身につけていきます。
たとえば
・バイタルサイン(体温・脈拍・呼吸・血圧)の測定
・清潔援助(身体の清潔:手洗い・ベッドメイキング・口腔ケアなど)
・食事や移動、寝返りなどの援助
・患者様とのコミュニケーションや信頼関係の築き方。
・看護倫理(人権尊重、プライバシーを守る・命と向き合う姿勢など)
こうした、どんな状況でも看護師が必ず使う、基本的な技術や、姿勢を「なぜそうするのか」をしっかり考えながら学んでいきます。「基礎看護学」は、すべての看護領域の出発点であり、国家試験でも最も基本となる出題分野のひとつです。
【演習】
今回は、「フィジカルアセスメント」の演習を撮影いたしました。
フィジカルアセスメントとは、看護師が、患者様の身体の状態を正しく把握するために行う、観察・判断の技術のことです。
今回の演習では、「高齢の膝が悪い患者様」を想定して実施。視診、問診、触診を行います。
患者様の状態を分析するために「何を聞くか」を、グループで真剣にディスカッションする姿が印象的でした。



手で筋力を確認して評価する検査法である、「MMT(Manual Muscle Testing)」も行い、患者様の状態を分析しておりました。
最後は、各グループで分析した判断を発表。基礎看護学担当の先生からは、考えたものを「文章にする力」も重要であると指導があり、学生が現場に立った時の「伝える能力」についても学んでいることがわかりました。
まとめ
国家試験において、基礎看護学は「すべての看護知識のベース」であり、出題頻度も非常に高い領域です。「何を、何故行うか」という看護の基本をしっかり理解することが、国家試験合格への第一歩になります。