ベイサイドストーリー
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地域・在宅看護の魅力とは?チーム医療で実現する、患者さん中心のケア
教員
看護学科 准教授
松浦 真理子
#地域・在宅看護 #チーム医療 #使命感
担当領域
- 患者さんを尊重し、その方らしい暮らしを支える –
私の担当する地域・在宅看護は、病院とは異なり、私たちが患者さんの生活空間にお邪魔してケアを提供します。そのため、患者さんの価値観や生活習慣を尊重しながら支援することが求められます。病院では時間通りに進む治療も、在宅では患者さんのペースを尊重するという点が大きな違いです。
学生たちには「患者さんに誠実で、思いやりのある看護師になってほしい」と伝えています。地域・在宅看護では、地域で生きている患者さんとご家族の生活に寄り添って、受け入れてもらうという姿勢が必要だからです。
地域・在宅看護の魅力
- フラットにつながるドーナツ型のチーム医療 –

在宅看護は多職種との連携が欠かせず、医師や介護福祉士などとフラットな関係で協力し合う「ドーナツ型」のチームワークが特徴です。このような連携で、患者さん中心のケアを実現できますし、専門職同士が互いに学び合える楽しさもあります。
勤める場所は違っても、それぞれ専門の立場で患者さんの情報を共有して、より良い在宅看護を目指す姿勢は共通しています。ピラミッド型ではないことで、それぞれに「あなたを支える人はたくさんいるよ」という気持ちで連携し合い、スムーズな看護ができます。
学生へのまなざし
- 使命感を胸に持つ学生たち –
学生たちは、医療の現場で働くことに強い使命感を持っていると感じます。コロナ禍を経験しても、医療従事者を目指すという学生の姿に、看護師という職業に対する理解が深いと思います。私自身は、学生一人ひとりの個性や状況を尊重しながら接することを心がけていますね。悩みを抱えている学生には、その気持ちを丁寧に聞き、一緒に解決策を考えます。
また、自分で考える力を育むため、指示ではなく質問を投げかけるよう努めています。学生たちはとても素直で、積極的に学ぶ姿勢がありますね。成長したいという強い気持ちを持っていると思います。
