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Series 授業紹介 高齢看護学領域
授業
看護学科
入試課
#看護学科 #授業 #オープンキャンパス
将来看護師を目指す方にとって、これから学修する内容は大きな疑問の1つ。
授業紹介ではその疑問を解消するべく、日々の授業をお届けいたします。
看護師は、病院で働くだけではなく、地域や家庭、施設など広く活躍します。
その為、領域に応じた知識や技術、態度が必要になります。
本日は看護学科が行う高齢看護学領域の様子です。
高齢看護は、高齢者一人ひとりの心と体に寄り添い、安心してその人らしい生活を送れるよう支える看護です。
年齢を重ねると、体力や免疫力が低下し、病気の回復も遅くなります。さらに、複数の病気を同時に抱えていたり、認知症や生活機能の低下により、自立した生活が難しくなることもあります。
高齢看護学では、こうした変化に丁寧に向き合いながら
「日常生活の支援」と「医療的なケア」
を組み合わせて行います。
たとえば…
•食事や排泄、移動などの基本的な生活のサポート
•認知症の方との関わりや不安への対応
•ご家族への介護相談や支援
•最期のときを穏やかに過ごす「看取り」のケア
高齢者の方々には、長い人生の経験があり、一人ひとりに大切な価値観があります。だからこそ高齢看護学では、「病気」だけでなく「その人の人生全体」に目を向けることが求められます。
講義
今回の授業では、摂食と嚥下運動について講義が行われました。
高齢者にとって食べるということの重要性や食事をとらないと、どの様な影響があるか、実際に身動きが取れない患者の嚥下させるための正しい姿勢や、正しい嚥下と誤嚥について図解で解説していました。


【演習】食事介助と口腔ケア
<食事介助>
パーキンソン病の患者様を想定し、状況に合わせた介助を行います。
患者様の姿勢補助や、摂食介助などグループごとに分かれて行いました。
今回はベットの患者様の介助と車椅子の患者様の介助。どうすれば姿勢が安定するか、どのように姿勢を変えさせるかを、車椅子・ベットそれぞれグループで考え、実践しておりました。グループで考え、解答をまとめ、集中して学ぶ姿が印象的でした。


<口腔ケアの演習>
口腔ケアモデルを使い設定された患者様の状態を、分析・評価し、実際に口腔ケアを行いました。
口腔ケアモデルは本物の人間の口腔内のようにリアル。想定された患者様の状態に合わせケアをします。ただ技術をこなすのではなく、設定された患者様の状態を分析し、どの様なケアが必要かを考えながら演習を実践します。看護では「口をすすぐこと」を「含嗽(がんそう)」と言いますが、患者様自身でこれが出来るかどうかでも、ケアの方法が変わります。


↑ 口腔ケアモデル
まとめ
高齢看護学領域とは、高齢者の健康と生活を支えるための専門的な看護分野であり
今後、ますますニーズが高まる重要な領域です